20050425
忘れられない日である.それは3年前.朝起きてテレビをつけ,凍りついた.目の前に飛び込んできた光景は,9.11のそれと比較しても非現実的な信じられない光景だった.電車がマンションに突っ込んでいた.先頭車両はマンション下へ,そして2両目はマンションの壁面に横から衝突していて,本来の原型をとどめていなかった.
福知山線列車事故
テレビ前で立ち止まり,講義に向かおうとしていた足を止め,ひたすらテレビ画面を眺めていた.思考は停止していた.「なんだこれ?」一度テレビを消す.そして又付けてみるが状況は変わっていなかった.当時,父は福知山支社で車掌として働いていた.主に北近畿,山陰方面への列車に乗車し業務に当たっていたので,京阪神方面へのこの列車には乗っていないということはなんとなく分かっていたが,それでも全く落ち着きを保つことが出来なかった.
- 作者: JR福知山線脱線事故被害者有志
- 出版社/メーカー: 神戸新聞総合出版センター
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
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